不登校児童生徒の増加を受けて、文科省は令和元年10月25日、各県教委等へ「不登校児童生徒への支援の在り方について」を通知しました。その内容は、公的教育機関(学校・教育委員会・教育支援センター等)と民間施設等(フリースクールなどの施設・団体)とが、積極的に連携を図っていくことを求めるものです。
(静岡県公式ホームページより)
これを受けて、静岡県においても「公的教育機関と民間施設などの連携推進事業要領」を策定し、年2回の「連絡協議会」を開催しています。去る1月23日、その令和6年第2回連絡協議会が「県男女共同参画センターあざれあ」で開催され、当校も参加してきました。会場に着くと、2Fの大会議室には大勢の関係者が集まっていて、配布されたリストを見ると、各地区の市町支援センター22名、市町教委22名、県教委11名、民間施設51名、その他10名で計110人以上の参加がありました。
午後1時30分から行政側から今回の趣旨や連携例などについて説明があった後、6名~8名程度のグループに分かれて、各機関間の連携状況や課題、今後それぞれの立場からどんなことができるかを話し合い、話し合った内容についていくつかのグループから発表がありました。他の民間施設の担当者や公的適応指導教室の方とお話しするのは初めてでしたので、大変意義のあるお話しをお聞ききできたとともに、どの施設もいろいろな悩みや苦労を抱えながら運営されていることがよくわかりました。
私が参加したグループに焼津市の適応指導教室「焼津チャレンジ」の担当者の方がいらっしゃったので、翌日、施設の見学とお話しを聞かせていただけないか電話で問合せさせていただいたところ、ご快諾いただき、後日焼津市役所アトレ庁舎へ伺いました。こちらには小学生から中学生が通っていて、専用の教室で勉強したり、遊んだりしているとのこと。卓球が最近ブームだそうで、ちゃんとした卓球台が設置されていました(NEO高の卓球台はなんちゃって卓球台です💦)。また、NEO高の月イチハイクのように、毎月遠足や社会科見学に行かれているそうです。月末のお忙しい中、一時間近くお時間を割いていただき、いろいろ勉強させていただきました。
不登校児童生徒への対応は、こうすれば必ず解決するという公式があるわけではなく、一人ひとりの状況に合わせた対応が必要になってきます。こうやって、生徒に日々向き合っている各機関が、それぞれの活動について意見交換を行い、それぞれの運営をよりよくしていくことこそ、文科省・教育委員会の目指すところだと思いますし、何より生徒・保護者のみなさんが望んでいることだと思います。今後も、こういう機会には積極的に参加していこうと思います。
当校では、一週間無料体験の他、個別相談や入学説明会も、随時実施しています。大学受験に向けた学習アドバイス含め、じっくりご説明させていただきますので、お気軽にお申し込みください。お待ちしております!